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歯ぎしり・食いしばりで歯が割れる?放置するリスクと対策

朝起きたときに顎がだるいと感じたり、肩こりや頭痛が続いたりすることはありませんか?

また、「家族から歯ぎしりをしていると言われた」「気が付くと歯を強く噛みしめている」という方もいらっしゃるかもしれません。

歯ぎしりや食いしばりは、多くの方が無意識のうちに行っている癖のひとつです。しかし、「ただの癖だから」とそのままにしていると、歯や顎に大きな負担がかかり、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。

実際に、歯ぎしりや食いしばりが原因で歯が欠けたり、被せ物が外れたり、歯にひびが入ったりするケースは少なくありません。

今回は、歯ぎしり・食いしばりによるリスクや対策についてご紹介します。

  • 歯ぎしり・食いしばりで歯が割れる?放置するリスクと対策

歯ぎしり・食いしばりとは?

歯ぎしりとは、上下の歯を強く擦り合わせる動きのことをいいます。

睡眠中に無意識で行われることが多く、自分では気付いていない方も少なくありません。

一方、食いしばりは上下の歯を強く噛み締める状態を指します。

パソコン作業中や車の運転中、スポーツをしている時、集中している時などに無意識で行っている方もいます。

本来、リラックスしている状態では上下の歯は接触していません。

ところが、歯ぎしりや食いしばりがある方は長時間歯に力が加わり続けるため、お口の中に大きな負担がかかってしまいます。

歯ぎしりの力は想像以上に強い

食事をする時に歯にかかる力は一般的に数十キログラム程度といわれています。

しかし、歯ぎしりや食いしばりでは、その数倍もの力がかかることがあります。

しかも睡眠中は無意識で行われるため、自分で力を調整することができません。

毎日のように強い力が歯や顎に加わることで、少しずつダメージが蓄積していきます。

その結果、歯だけでなく被せ物や顎関節、周囲の骨にまで影響を及ぼすことがあります。

歯ぎしりや食いしばりは自分では気付きにくい?

歯ぎしりや食いしばりの厄介な点は、自覚症状が少ないことです。

特に睡眠中の歯ぎしりは無意識に行われるため、ご自身では全く気付いていないケースも珍しくありません。

実際に歯科検診で歯のすり減りやひび割れを指摘されて初めて歯ぎしりの存在に気付く方もいらっしゃいます。

また、食いしばりは日中の仕事中や家事中、スマートフォンの操作中など、集中している場面で起こりやすいといわれています。

「今、自分は歯を噛み締めていないだろうか」と意識してみると、思っている以上に歯が接触していることがあります。

歯や顎へのダメージは少しずつ蓄積していくため、症状が出る前から注意することが大切です。

 

歯ぎしり・食いしばりで起こるトラブル

歯が欠ける・割れる

歯ぎしりによる最も大きなリスクのひとつが、歯の破折です。

健康な歯であっても、長期間強い力が加わり続けることで細かなひびが入り、最終的に欠けたり割れたりすることがあります。

特に神経を取った歯は脆くなっているため、歯根が割れてしまうケースもあります。

歯根が大きく割れてしまった場合は、残念ながら抜歯が必要になることもあります。

詰め物や被せ物が外れる

せっかく治療した詰め物や被せ物も、過度な力によって外れたり破損したりすることがあります。

何度も同じ場所の被せ物が外れる場合、歯ぎしりや食いしばりが原因になっていることもあります。

歯がすり減る

歯ぎしりを続けていると、歯の表面が少しずつ削られていきます。

歯がすり減ると、

・歯が短く見える
・冷たいものがしみる
・噛み合わせが変わる

といった症状が現れることがあります。

進行すると歯の寿命にも影響するため注意が必要です。

知覚過敏

歯の表面が削れたり、歯に細かなひびが入ったりすると、冷たい飲み物や歯磨きの際にしみる症状が出ることがあります。

「虫歯ではないのにしみる」という場合、歯ぎしりや食いしばりが関係していることもあります。

顎関節症

口を開けると音がする、顎が痛い、大きく口が開かないなどの症状は顎関節症の可能性があります。

歯ぎしりや食いしばりは顎関節に大きな負担をかけるため、顎関節症の原因のひとつと考えられています。

肩こりや頭痛

歯ぎしりや食いしばりによって顎周辺の筋肉が緊張すると、肩や首の筋肉にも影響を及ぼします。

その結果、肩こりや頭痛などの症状につながることがあります。

歯とは関係ないと思っていた不調が、お口の中の問題と関係していることもあるのです。

歯周病を悪化させる原因になることも

歯ぎしりや食いしばりは、歯そのものだけでなく歯を支えている骨や歯ぐきにも影響を与えることがあります。

特に歯周病がある方の場合、強い噛む力によって歯周組織に大きな負担がかかり、症状が進行しやすくなることがあります。

歯周病は歯を支える骨が少しずつ失われていく病気です。

その状態で歯ぎしりや食いしばりによる強い力が加わると、歯の揺れが大きくなったり、歯周病治療の効果が出にくくなったりすることがあります。

歯周病の予防や治療を行う際には、歯ぎしりや食いしばりの有無も重要なチェックポイントのひとつです。

インプラントや被せ物にも大きな負担がかかります

歯ぎしりや食いしばりの影響を受けるのは天然歯だけではありません。

インプラントや被せ物、詰め物にも大きな力が加わります。

例えば、セラミックの被せ物は見た目が美しく人気がありますが、過度な力が加わると欠けたり割れたりする可能性があります。

また、インプラントは虫歯にはなりませんが、強い力が継続的にかかることで周囲の骨や組織に負担がかかることがあります。

せっかく時間と費用をかけて治療した歯を長持ちさせるためにも、歯ぎしりや食いしばりへの対策は重要です。

 

こんな症状はありませんか?

次のような症状がある方は、歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。

・朝起きると顎が疲れている
・歯がしみる
・肩こりや頭痛が続く
・歯が欠けたことがある
・被せ物がよく外れる
・家族から歯ぎしりを指摘された
・舌や頬に歯の跡がついている
・集中すると歯を噛み締めている

当てはまる項目が多い場合は、一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。

歯ぎしりは子どもにも起こる?

歯ぎしりというと大人に多いイメージがありますが、実は子どもにもみられることがあります。

成長過程で噛み合わせを調整するために起こる場合もあり、必ずしも異常とは限りません。

ただし、歯が大きくすり減っている場合や、顎の痛みを訴える場合には注意が必要です。

気になる症状がある場合は、定期検診の際に相談してみましょう。

 

歯ぎしり・食いしばりの原因とは?

原因はひとつではありませんが、ストレスや生活習慣が関係していると考えられています。

仕事や家事、人間関係などによるストレスが蓄積すると、睡眠中の歯ぎしりとして現れることがあります。

また、

・睡眠不足
・飲酒
・喫煙
・姿勢の悪さ
・噛み合わせの問題

なども影響するといわれています。

歯科医院でできる対策

ナイトガード(マウスピース)

歯ぎしり対策としてよく行われるのがナイトガードです。

就寝時に装着する専用のマウスピースで、歯にかかる力を分散し、歯や被せ物を守る役割があります。

噛み合わせの確認

噛み合わせのバランスを確認し、必要に応じて調整を行うことがあります。

定期検診

歯ぎしりによるダメージは、自覚症状がないまま進行することがあります。

定期検診によって歯や被せ物の状態を継続的に確認することが大切です。

日常生活で気を付けたいこと

日中に食いしばる癖がある方は、まず「上下の歯を離す」ことを意識してみましょう。

本来、上下の歯は食事や会話の時以外は接触していない状態が正常です。

また、十分な睡眠や適度な運動、ストレス解消も歯ぎしり対策につながります。

 

まとめ

歯ぎしりや食いしばりは、単なる癖ではありません。

強い力が繰り返し加わることで、歯が欠けたり割れたりするだけでなく、被せ物の破損や歯周病の悪化、顎関節症、肩こりや頭痛などさまざまなトラブルにつながることがあります。

特に歯にひびが入ったり歯根が割れたりすると、大切な歯を失う原因になることもあります。

「朝起きると顎が疲れている」「歯がしみる」「歯ぎしりを指摘されたことがある」といった方は、早めに歯科医院へ相談することをおすすめします。

歯ぎしりや食いしばりによるダメージから大切な歯を守るためにも、気になる症状がある場合はお気軽にかんばら歯科クリニックまでご相談ください。

 

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